(永)今回、お兄様のご葬儀を永田屋にご依頼いただいたわけですが、何かご不安はありましたか。
(青)永田屋は昔からよく知っている会社なので、不安は全くありませんでしたが、今回の兄の葬儀で、これからの葬儀の在り方みたいなものについては考えさせられましたね。故人それぞれにその人なりの人生があったわけで、その人生に適応したというか相応しい葬儀がいちばん良い葬儀なんじゃないかなと実感できました。
(永)お兄様らしいご葬儀はできましたか。
(青)一般的な葬儀の形に捉われず、兄らしい形で見送れたと満足しています。うちの兄はやりたい事をやってきた人で、塗り絵に人生を捧げてきたといっても過言でないほど、精力的に活動していました。自分の部屋にもたくさん飾っていましたし、友人たちにも配ったりもしていました。ですから、会場にはその塗り絵をいっぱい飾って、縁のある人みんなに見てもらいたい、兄の思いを伝えたいと思ったんです。祭壇には花を飾るのが一般的なんでしょうが、今回は棺の周りに塗り絵をいっぱい配置してもらって。永田屋さんにはそのような兄らしい空間を作ってもらいました。
(永)ご遺族の思いが形になった素敵なご葬儀だったと思います。
私たちも常々、故人様らしいご葬儀について考え、私たちに何かできることはないかと、
お打ち合わせをさせていただいております。今後の永田屋へ何かご要望はありますか。
(青)生活様式も葬儀の形も多様化し、人の考え方もさまざまな世の中です。永田屋さんには時代に合わせたというよりも、時代を先取りした葬儀を提案していってほしいと願っています。
(永)貴重なご意見、ありがとうございます。故人様のこれまで人生を表現した葬儀こそ、これからの葬儀の形であり、ご満足をかなえる良い葬儀だと考えます。悲しみにくれるご遺族に、少しでも安らぎの笑顔が生まれるよう、これからも永田屋らしい葬儀を広めてまいりたいと思っております。