(永)永田屋を選んだきっかけは何ですか。
(H)亡くなった主人も含めてうちの親戚たちは永田屋の田中専務とは昔馴染みで、どんな時でも田中さん田中さんと頼って、長くいいお付き合いをさせていただいてましたので、今回もお願いした次第です。
(永)今回、葬儀をされるにあたって何か不安はありましたか。
(H)やはり、新型コロナウイルスの影響は不安でしたね。あと、これまでの葬儀は亡くなった主人が全部やっていてくれていたので、今回は私がすべてを決断しなければならないという責任もありました。
また、主人が社長ということもあり、コロナ禍であってもしっかりやった方がいいという意見もあり悩みましたね。
私の中には信頼している隣組の意見が一般的な意見であるという考えが元々あるので、皆さんに相談してみたんです。すると、こんな大変なご時世だし多勢が集まるのは良くないのではないかという話になり、隣組のご年配の方も賛同してくれたので、今回は家族葬という形をとらせてもらいました。
私としてはしっかりとした大きな葬儀をしてあげたいという気持ちもありましたが、主人がやらないでいいよって言ってるのかなと思うことにしました。
(永)ご自宅で1週間ゆっくりお別れができたとのことですが、その間で印象に残ったことはありますか。
(H)自宅の方にもお参りの方は来てくれたりもしましたが、皆さんコロナ禍であることを弁えられていて。ですから自宅での1週間はゆっくり家族でのお別れの時間がとれました。コロナでなかなか会えなかったから、亡くなってからでも長い時間を家で過ごしてみんなに会えたのは良かったと思います。あと、永田屋さんにお願いした湯灌は素晴らしかったですね。綺麗になりすぎたくらいで(笑)。話題になった映画の影響もあって女性はやりたいと願う人は多いみたいですが、男性もやったほうがいいと思いましたね、若返ったみたいで本当に良かったです。
(永)葬儀全体で何か心に残ったことはありますか。
(H)挨拶状には驚きました。お決まりの文面が書かれてあるのかと思っていたらお礼の言葉という形式になっていて。私の気持ちをそのまま書いてくれたのかと思うくらいに、とても上手にまとめられていて、心を打たれました。参列してくださった皆さんも今までにあまり見たことがないといって感動されていました。あと、いいお花で作られた綺麗な祭壇も好評でした。私ひとりの考えだけではこんないいお葬式はできなかったと思います。永田屋さんには良くしてもらって助けてもらって感謝しています。
(永)皆様からのさまざまなご意見がとても有り難いです。私たちはこのようなコロナ禍で不安を抱えるご家族の気持ちに少しでも寄り添い、一つ一つ丁寧にお応えすることを第一に考え、より満足していただける葬儀をお届けできるようこれからも精進してまいります。この度はありがとうございました。