葬儀準備リスト
葬儀は深い悲しみの中、気持ちの整理がつかないまま、すぐに準備し様々な手配をしなければいけません。しかし、事前に「葬儀」の事を準備することで疑問点や不安を解消することができ、大きな安心へとつながります。また、いざという時に落ち着いて行動ができるため、故人としっかりと向き合え、満足のいくお見送り(葬儀)につながります。
ご遺体の安置場所
病院で亡くなられた場合は、ご精算が終わり死亡診断書を受け取ると、退院するために葬儀社に寝台搬送の依頼をする必要があります。その場合、病院のかかりつけの葬儀社の寝台搬送をすすめられる場合がございますので注意が必要です。そして寝台搬送を依頼する際には、故人をご自宅へ連れもどるか、その他の葬祭ホールや安置施設にお連れするかを伝えなくてはいけません。「長い闘病生活で住み慣れた我が家に連れもどりたい」「ご近所への配慮などで葬祭ホールや安置施設に直接お連れする」など予め決めておくと、もしもの時に慌てずに行動する事ができます。
本籍地の確認
亡くなられた後、ご遺体を火葬するためには、役所で死亡届・火葬の許可を受ける必要があります。その際に故人の本籍を記入する必要があります。 また、葬儀後の相続や保険などの各種手続きで必要となる場合もあるので確認をしておくことをおすすめします。
印 鑑
役所への手続き(死亡届・火葬場の手続)の際に必要となります。また、ご用意頂く印鑑は故人のものではなく、死亡届を記入するご本人のものが必要となります。印鑑は三文判をご用意ください。シャチハタは原則として公的書類(死亡届など)には使用いたしません。
写真
遺影写真を作成するために必要となります。以下の点に気を配りながら、お選びください。遺影のお写真はご葬儀後も飾って祀られるものです。ご自身でお気に入りの1枚を決めておきましょう。近年では生前に予め遺影用の写真を撮影しておく方も増えてきました。
遺影写真の選び方
● なるべく大きく写っている写真を選びましょう
● 出来るだけ鮮明なもの(ピントがあっている)を選びましょう
● 本人らしい写真、とっておきの写真を選びましょう
連絡先一覧の作成
お亡くなりになられた場合に、訃報をお知らせする連絡先を整理しておきましょう。 また、その中でも、亡くなった事をすぐにお知らせをする方・葬儀の場所や日時の決定をお知らせする方・葬儀が終わってからお知らせをする方に分けておくといいでしょう。
● 親族の連絡先 | 危篤のときに知らせる方や、訃報の通知、通夜・葬儀を知らせる方の連絡先 |
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● 友人・知人の連絡先 | 生前親しかった方の情報は家族などに伝えていないケースが多いようです。しっかり残しておきましょう。 |
● 地域の連絡先 | 自治会や組合をはじめ、檀家寺がある場合はご住職などの連絡先 |
● 職場の連絡先 | 会社はもちろん、職場の仲間や上司などの連絡先 |
喪主の決定
ご遺族の代表として葬儀全般の責任者となります。家族構成などを考えて、誰が喪主になるのかを考えましょう。一般的に故人と縁の深い方が務めます。しかし、近親者がいない場合は、親しい友人などが代理で務める場合もあります。
宗旨・宗派・菩提寺の確認
宗旨・宗派によって、葬儀の飾り付けや進行が異なるので予めご確認ください。また、菩提寺が遠方の場合など、予め相談をしておく事をおすすめいたします。
仏教
- 黄檗宗(おうばくしゅう)
- 真言宗(しんごんしゅう)
- 融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)
- 華厳宗(けごんしゅう)
- 曹洞宗(そうとうしゅう)
- 律宗(りっしゅう)
- 時宗(じしゅう)
- 天台宗(てんだいしゅう)
- 臨済宗(りんざいしゅう)
- 浄土宗(じょうどしゅう)
- 浄土真宗(じょうどしんしゅう)
- 日蓮宗(にちれんしゅう)
- 法相宗(ほっそうしゅう)
神道
- 皇室神道
- 神社神道
- 教派神道
- 古神道
キリスト教
- カトリック
- プロテスタント
その他新興宗教
- 天理教
- 金光教
- 創価学会
- 立正佼成会
埋葬方法や弔い方
菩提寺の有無の確認や先祖代々のお墓の継承、または新しいお墓を建墓などを考えましょう。また、近年では散骨や樹木葬など、お墓に埋葬をしない方や、お寺で永代にわたり供養をしてくれる「永代供養」を望む方も増えてきています。
葬儀費用の捻出方法
死亡後、故人の口座は凍結され、たとえ遺族であっても引き出すことができなくなります。また、保険金も手続きから受取までに5日~7日程度かかる場合がございます。葬儀費用以外にも寺院や僧侶へのお布施など、現金がすぐに必要な場合ございます。予め葬儀費用の捻出方法を考ておきましょう。